足のしびれ

  • 足のしびれで目が覚めてしまう
  • 足がしびれて長時間歩けない
  • 足に常にしびれがある
  • 足の感覚がほとんどない
  • 足が動かしにくい

この足のしびれ大丈夫かな?

足のしびれについて詳しく説明します。

一時的な足のしびれは、一時的な血行不良によって引き起こされることがあります。たとえば、長時間の正座や特定の姿勢をとった際、血液の流れが妨げられ、足にしびれを感じることがあります。このような一時的なしびれは、しばらくすれば感覚が戻ることが通常です。

ただし、以下のような状況や症状がある場合は、医師や専門家に相談することをおすすめします。

しびれの部位・状態で考えられる疾患

足根管症候群

後脛骨神経痛は、ふくらはぎ近くの筋肉で始まり、かかとを経て足の裏に広がる後脛骨神経が、圧迫や損傷によって引き起こされる症状です。

後脛骨神経痛は足の痛みやしびれ、時にはかかとや足裏に鈍痛を引き起こします。症状が重度である場合、適切な医療評価と治療が必要です。通常は、症状を緩和し、神経を保護する方法が選択されます。足に不快な症状を感じる場合、医師や足の専門家に相談し、適切な治療方法を検討しましょう。

腰椎椎間板ヘルニア

一時的な椎間板ヘルニアの場合、症状が軽度である場合や自然に改善する場合もあります。しかし、神経に長期間にわたる圧迫が加わると、手術が必要な場合があります。手術を受けることで、椎間板の突出部分を取り除き、神経の圧迫を解消し、腰痛やしびれの軽減が期待されます。ただし、神経に長期間の圧迫が加わった場合、手術を行っても麻痺やしびれが残ることがあり、早期の治療が重要です。

腰部脊柱管狭窄症

狭窄症の特徴的な症状である「間欠跛行」について詳しく説明します。

間欠跛行は、主に下肢の動脈が狭くなることによって引き起こされる症状です。この狭窄(血管が狭くなること)により、足に酸素や栄養が正しく供給されず、歩行時に特有の症状が現れます。

典型的な症状は、歩行時に足に痺れやしびれ、こわばり、または痛みが生じることです。歩くことで足にかかる負担が増加し、狭窄した血管からの血液供給が足りなくなります。そのため、歩行中に足に症状が現れ、歩行が難しくなります。

しかし、間欠跛行の特徴は、休息を取ると症状が軽減することです。休息をとると、筋肉に必要な酸素と栄養が再び供給され、症状が一時的に改善します。そのため、患者は休憩を取ることで再び歩行を続けることができますが、一定距離を歩くごとに同様の症状が再発します。

狭窄症にはさまざまなタイプがあり、それによって症状の出方も異なります。馬尾神経圧迫型の場合、脊髄から伸びる馬尾神経に圧迫がかかるため、両足にしびれや痛みが生じることが多いです。一方、神経根圧迫型では、脊髄の神経根に圧迫がかかるため、臀部から足にかけて症状が現れることが一般的です。狭窄の部位やタイプによって、症状が異なるため、詳しい診断が必要です。

坐骨神経痛

坐骨神経痛は、特定の疾患の名前ではなく、ある症状を表す言葉です。この症状は、お尻から後ろの脚、そしてふくらはぎにかけて、しびれや痛みが生じるものです。坐骨神経が圧迫されることが原因で発生することがあります。この痛みやしびれは、しばしば狭窄症(神経や血管が圧迫される病態)などの様々な疾患と関連して現れます。

坐骨神経痛の症状は、しばしば腰部の問題から発生します。腰椎の椎間板ヘルニア、腰椎の変形、または腰椎の狭窄が坐骨神経に圧迫をかけ、痛みやしびれを引き起こすことがあります。また、坐骨神経痛の症状は糖尿病とも関連していることがあります。糖尿病による神経障害が手足の神経に影響を与え、しびれや痛み、指先のジンジンする感覚が生じることがあります。したがって、坐骨神経痛の症状が続く場合は、糖尿病の可能性も検討するべきです。

手足のしびれや痛み、走るような痛み、ジンジンする感覚などが続く場合は、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。坐骨神経痛の原因を特定し、適切な治療を受けることが症状の緩和に役立ちます。

足にしびれが出てくる原因は?

しびれが発生する原因は疾患によって異なりますが、共通して言えるのは、日常生活での体への負担がしびれに影響を与えることです。以下はしびれが発生するメカニズムについての詳細です:

血管性の場合:

  1. 疲労が残る: 長時間立ちっぱなしや同じ姿勢でいることにより、足の血管に圧力がかかり、血液の循環が阻害されることがあります。これにより、足に酸素や栄養が不足し、しびれが発生することがあります。
  2. 内臓疲労が増加し、バランスが崩れる: 長時間の座り仕事や不適切な姿勢は、内臓への負担を増加させ、体のバランスが崩れることがあります。これが血行不良を引き起こし、しびれの原因となります。
  3. 歪んだ体の状態により血流が悪化: 不適切な姿勢や長時間同じ姿勢を続けることにより、体の一部が歪むことがあります。これにより、血管が圧迫され、血流が悪化し、しびれが生じる可能性があります。
  4. 筋肉が硬くなり、柔軟性が低下: 運動不足や長時間の座り仕事は、筋肉を硬直させ、柔軟性を低下させることがあります。硬直した筋肉は血流を妨げ、しびれを引き起こす可能性があります。

神経性の場合:

  1. 長時間同じ姿勢を続けることにより体が歪む: 長時間同じ姿勢を続けることは、体の歪みを引き起こす可能性があります。この歪みにより、骨や筋肉に異常な負担がかかり、神経に圧迫が生じることがあります。
  2. 圧迫された神経が正常な信号を伝えづらくなる: 圧迫された神経は正常な信号を伝えづらくなり、足のしびれが現れる可能性があります。

正しい姿勢と体の使い方に気を付けることは、しびれや痛みのリスクを軽減するのに役立ちます。また、適度な運動や定期的な休憩を取ることも大切です。

当院で行う足のしびれの治療

足のしびれや痺れが続いて他の治療法では改善しなかった場合、進行した症状に対処するために根本的なアプローチが必要です。根本治療として「骨盤矯正」を行うことは、身体の歪みを正常な状態に戻し、神経や血流の正常化を促進する一つの方法です。

 

執筆者:柔道整復師
めいほく接骨院総括 院長 田中雅大

私は小学校3年生の時から柔道をしていたため、ケガも多く腰椎椎間板ヘルニアを患い手術をした経験もございます。そのような経験から、辛い痛みで苦しんでいる方の力になりたいという想いから現在に至ります。
名古屋市瑞穂区の地域の方々に少しでも愛される存在になれるよう努力してまいります。

「めいほく接骨院 瑞穂区桜山院に来て良かったな!」と感じて頂けたなら、これ以上の幸せはありません。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。