膝の痛み

  • 階段の上り下りがつらい
  • 転倒して膝を捻じり痛めた
  • ジャンプして着地した際に膝を痛めた
  • 軟骨がすり減ってきているといわれた
  • 立ち上がり動作で膝が痛む

なぜ膝が痛くなるの?

膝関節の痛みの原因は?

膝の痛みはさまざまな原因によって引き起こされます。膝の痛みの原因を理解することは、適切な治療方法を見つけるために重要です。

膝関節は複雑な構造で、骨、半月板、靭帯、軟骨、関節包、腱などから成り立っています。また、膝周りには多くの筋肉と靭帯が存在し、これらの組織が共同して正常な動きを可能にしています。

膝の痛みは、これらの組織の損傷や問題に起因することがあります。年齢や活動レベル、体重などが痛みの原因に影響を与えることがあります。

以下は、膝の痛みの主な原因のいくつかです:

  1. オスグッド・シュラッター病: 成長期の子供や若いスポーツ選手に見られる、膝蓋骨の成長板に痛みを引き起こす炎症です。成長が進むにつれて自然に治癒します。
  2. ランナー膝: 走ることが多い人に見られ、膝蓋骨の周りの組織に炎症が生じます。
  3. 変形性膝関節症: 年齢と共に発症しやすく、軟骨の劣化に伴って膝関節の痛みや炎症が生じます。肥満や遺伝的要因も関与することがあります。
  4. 前十字靭帯損傷: スポーツや怪我によって前十字靭帯が損傷すると、膝の不安定感と痛みが生じます。
  5. 半月板損傷: 半月板の損傷は、急な回転運動や転倒によって引き起こされることがあり、膝の痛みや腫れをもたらします。
  6. 内側側副靭帯損傷: 膝を内向きに捻る動作や急激な方向転換時に内側側副靭帯が損傷することがあります。
  7. 外側側副靭帯損傷: 膝を外向きに捻る動作によって外側側副靭帯が損傷することがあります。
  8. 筋肉の疲労: 運動不足や急激な運動によって筋肉が疲労し、痛みが生じることがあります。

これらの原因は、痛みの場所や症状に応じて異なります。膝の痛みを早期に診断し、適切な治療を受けることが大切です。放置すると、痛みが悪化し、治療が難しくなる可能性があります。

膝関節の施術方法

膝関節の痛みを軽減するための施術方法について説明します。

  1. 炎症の抑制: 炎症が起きている場合、まずは炎症を抑えることが重要です。炎症の兆候には発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害が含まれます。この状態では、患部を過度に動かさないようにしましょう。動かすことで痛みが増すことがあります。
  2. アイシング: アイスパックや冷たい湿布を膝に数回挟んで20分程度、炎症のある部分に当てることで、腫れや炎症を軽減させることができます。氷を直接肌に触れさせないようにし、布などで包んで使用しましょう。
  3. 安静と高さ: 膝に負担をかけないように安静にすることが大切です。また、膝を心臓よりも高い位置に保つことで、浮腫を軽減できます。膝を軽く曲げた状態で枕を使用すると、この目的を達成できます。
  4. 薬物療法: 炎症を抑えるため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や痛み止め薬が処方されることがあります。ただし、医師の指導に従って使用することが重要です。
  5. 物理療法: 症状の重症度に応じて、理学療法士が運動療法や電気療法、超音波療法、温熱療法などの物理療法を行うことがあります。これらの施術は炎症を抑え、筋力を回復させるのに役立ちます。
  6. 補助具の使用: サポーターや膝ブレースを使うことで、膝関節をサポートし、痛みを軽減することができます。ただし、専門家の指導のもとで選定しましょう。
  7. 体重管理と運動: 過体重は膝に余分な負担をかけるため、体重の管理が重要です。また、理学療法士の指導に従って、適切な運動を行うことで、膝の筋力を強化し、再発を防ぐのに役立ちます。
  8. 手術: 重度の膝の問題に対して、手術が必要な場合もあります。手術は最終手段として考えられ、他の治療法が効果的でなかった場合に検討されます。

膝の痛みは、その原因に応じた適切なアプローチが必要です。医師や理学療法士の指導を受けながら、最適な治療方法を見つけましょう。

執筆者:柔道整復師
めいほく接骨院総括 院長 田中雅大

私は小学校3年生の時から柔道をしていたため、ケガも多く腰椎椎間板ヘルニアを患い手術をした経験もございます。そのような経験から、辛い痛みで苦しんでいる方の力になりたいという想いから現在に至ります。
名古屋市瑞穂区の地域の方々に少しでも愛される存在になれるよう努力してまいります。

「めいほく接骨院 瑞穂区桜山院に来て良かったな!」と感じて頂けたなら、これ以上の幸せはありません。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。