アキレス腱炎

  • 痛みで歩くのがつらい
  • 運動をすると痛みが強くなってくる
  • 日常生活に支障が出る
  • 痛みでスポーツが出来ない
  • 朝起きた時にアキレス腱が痛い

アキレス腱炎の原因は?

アキレス腱とは

下腿後面の下部にある長さ約15cmの固い索状の筋みたいなものをアキレス腱と言います。

下腿後面にあは腓腹筋とヒラメ筋の2つがあり、下部で合流しふくらはぎの半ばでアキレス腱を形成し、踵骨隆起(かかと)に付着します。

アキレス腱は人体の中で最大かつ最も強い腱と言われています。

そもそも腱とは筋肉が骨に付着するための組織で

筋肉の収縮した力を付着した先の骨へと伝える役目があります。

アキレス腱は腓腹筋やヒラメ筋の力をかかとへ伝えることで歩行や疾走・跳躍時つま先を蹴りだす際にかかとを持ち上げたりなど重要な役割を果たしています。

 

アキレス腱炎とは・・・

アキレス腱炎は使い過ぎなどでアキレス腱の部分に負荷がかかることによって炎症が発生します。

炎症や微細な断裂が瘢痕化し、アキレス腱部の変性などによってアキレス腱の弾力長くなっていきます。

進行するとアキレス腱断裂になる可能性があるため早めの治療が必要になります。

主にランニングやジャンプなどを繰り返し行うスポーツに多く見られ、オーバーユース症候群とも呼ばれています。

アキレス腱炎の症状としては運動時とアキレス腱部を押さえた時に痛みがあり、腫れと熱感を伴うことが多く見られます。

アキレス腱の痛みが強くなると運動中の痛みが持続し、運動が終わった後も持続的に痛みを感じます。

 

アキレス腱部の炎症には腱自体の炎症(アキレス腱炎)の他にアキレス腱の周囲で炎症(アキレス腱周囲炎)が起こることもあります。

アキレス腱はパラテノンと呼ばれる薄い膜に全体を包まれています。

アキレス腱とパラテノンの間にはある組織液が摩擦を軽減してくれますが、運動時など繰り返し負荷がかかるような動きを続けると摩擦が起きている部分で肥厚したり癒着が起きることで痛みを引き起こします。

アキレス腱周囲炎は進行すると微細損傷(アキレス腱)になり、さらに辺背が進むとアキレス腱の断裂に至る場合があります。

 

アキレス腱炎は、ジャンプやランニングなどの動作によってアキレス腱に繰り返し負荷がかかることが原因で発症します。

運動量の増加によってアキレス腱への負担も大きくなり、微細な断裂を生じることで炎症が起きます。

また負担の増大だけでなく、骨盤が左右にぶれていたり、体の使い方に変な癖があったりすると足首へかかる体重の負荷が増大したり、アキレス腱周囲が過度に引っ張られることでも炎症が起きてきます。

以下の内容が当てはまる方は炎症が起きやすくなるため注意が必要になります。

  • 普段運動をしていない方が急に運動をした
  • 運動によって限界以上の負荷をかけ続けている
  • 身体の使い方に癖がある
  • 偏平足がある
  • そこがすり減った靴を履いている

アキレス腱炎の施術方法

アキレス腱炎の施術方法

急性期で痛みが強い場合、まずは患部を安静にすることと炎症を抑えることが重要になります。

また、負荷がかかることによって症状が悪化するため、スポーツは中断して治療に専念しましょう。

炎症は数日で治まる場合が多いですが足首は普段日常的に使用するためどうしても一定の負荷はかかるため他の場所に比べて炎症がなかなか治まらないケースもあります。

炎症によって痛み、腫れ、患部が熱を持つ、患部が赤くなる、痛みで動かしにくいなどが見られます。

アイシングは炎症症状が強いうちは接骨院でだけでなく自宅でもしっかりとアイシングを行うようにしましょう。

1回のアイシングにつき氷水で15~20分程度行ってください。

 

また、めいほく接骨院では自己治癒力の促進と炎症を抑える効果が期待できる電気機器であるハイボルト療法やテーピングなどの固定補助を使い早期改善を図ります。

また、アキレス腱炎の治療の阻害になる要因として筋肉の緊張や生活習慣の乱れが見られます。

人間には自己治癒力が備わっていますが、循環系の低下、代謝エネルギーの低下などによって自己治癒力が阻害されることがあります。

体が治癒を行う際はエネルギーや酸素などが必要になりますが、代謝をすることでエネルギーを供給し、エネルギーや酸素などを損傷部へ運ぶのは血流に依存しています。

普段運動を行わない(運動不足)、生活習慣の乱れなどによって代謝が低下します。

それによって治癒に必要なエネルギー供給ができなくなります。

また筋緊張が起こることによって付近を通る血管を圧迫し、血流を阻害することもあります。

これらのことが起こると自己治癒力が低下して治りが遅くなってしまいます。

そのため、アキレス腱周辺の筋肉の緊張の緩和をマッサージやストレッチなどの施術によってを行います。

 

痛みが落ち着いても、以前と同じように運動をしては再発してしまいます。

ランニングフォームの改善や骨盤の歪み改善などで負担を軽減を目指します。

 

アキレス腱炎に効果のあるハイボルト施術

ハイボルト施術とはプロスポーツ選手も愛用する最新施術器です。

このハイボルト施術では主に痛みの抑制や炎症の早期改善が見込めます。

怪我の治療の場合は微弱電流(マイクロカレント)と呼ばれる非常に弱い電流を患部に流します。

組織の損傷した場合、細胞の生体電流に異常が発生します。

それを修復しようと損傷電流と呼ばれる㎂単位の微弱な電流が体に流れます。

ハイボルト療法で流す微弱電流も同じような電流を流すため、損傷の修復・回復を早めることができます。

使い過ぎなどでアキレス腱に起きた微細な損傷に対してハイボルトの微弱電流を流すことで早期治療を図ります。

また、微弱電流は非常に弱い電流のため体感としてはあまり電気を感じません。

しかし、あまり電気を感じていなくても体の中ではしっかりと治療を行っています。

そのため、電気の刺激が苦手な方も安心して受けて頂けることが可能です!

→ハイボルト施術

 

テーピング・生活指導

テーピングは筋肉の動きを抑制するだけでなく補助もしてくれます。

テーピングを貼ることによって痛みの抑制と再発予防にもなります。

痛みが良くなるまでは安静にしていることが必要になります。

痛みが治まっても同じように運動をしては再発する可能性が高いため、ランニングフォームなどの改善や筋力アップなどが必要になります。

また会わない靴を使うことによってアキレス腱炎が起こる可能性もあるため見直す必要があります。

アクセス・料金

→アクセス・料金表

 

執筆者:柔道整復師
めいほく接骨院総括 院長 田中雅大

私は小学校3年生の時から柔道をしていたため、ケガも多く腰椎椎間板ヘルニアを患い手術をした経験もございます。そのような経験から、辛い痛みで苦しんでいる方の力になりたいという想いから現在に至ります。
名古屋市瑞穂区の地域の方々に少しでも愛される存在になれるよう努力してまいります。

「めいほく接骨院 瑞穂区桜山院に来て良かったな!」と感じて頂けたなら、これ以上の幸せはありません。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。